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2007-10-21 (Sun)
ほどなくして蒼はゲームに接続することが困難になった。
仕事が繁忙期に入ったのだった。
それまでは1日と開けずにゲーム内で過ごしてきたのにそれがなくなる…。
その時に自分はどう感じるんだろう…。

案外平気な気がする。

3、4日過ぎた。
意外と平気。
周りを見渡すとそこら中に恋人登録している人はいる。
けれど幸せそうに見えるカップルは決して多くない。
なぜ一緒に行動しないんだろうか。
雪見ではいつだってそうしてきたのに…。
雪見や華栞が恵まれていたんだろうな。

蒼がいない間に少しでも足手まといにならないように強くなろう。

そう考えるとなんだか頑張れる気がした。


1週間が過ぎ、10日が過ぎ、15日が経った。
―――寂しくなっていた。
メールはきていたけれどそれでは寂しさを紛らわすには足りなかった。
寂しいとは伝えた。
でもそれは必要最小限に押さえた。
窮地から救ってくれた蒼にはこれ以上何一つ迷惑かけたくないから。


蒼も寂しいと言ってくれた。
蒼はどうやら華栞をきちんと好きで大事にしてくれている。
そして華栞を通して柚菜をも見ていたようだった。
柚菜や彼のやっていたゲームは恋人登録があった。
もちろんゲームを越えて恋愛している人も多かったし、ゲームだけと割り切っていても浮気や嫉妬という概念がもちろんあった。
その為、その感情を勘違いしてしまうことも多かったのだった。


15日が過ぎて、蒼に時間が出来たらしく、久しぶりに一緒の時を過ごした。
あえない間は、華栞の相手が出来ないことを詫び、華栞にあえなくて寂しいとメールで伝えてくれていた。

まず蒼がいなかった間の出来ごとを報告した。
広場や人の溜まり場に華栞が近付かなかったことや蒼のいないゲームはつまらなかったからあまりキャラが成長していないこと、周りの人に蒼の不在の理由を聞かれるのがなぜか華栞にだったことを。


「そろそろいいか。」

彼が言う。

「華栞、こいっ」(←エラそう…)


―そして蒼とは恋人になった。

当初は華栞がある程度の強さを得たらという話だったのに。
それには訳があった。
雪見の代わりだと思われない為。
それと蒼がPKKだったのでPKから恋人関係にあるものが1番狙われやすい為。

それでも登録したのは、華栞を寂しがらせてしまったそのお詫びとこれで少しは寂しさを紛らわせることができるんじゃないかという希望と華栞を独占する為の欲からきていた。


「これからよろしくね。嬉しいし、とっても幸せだよ。」

「…。」

無言の蒼。

その時、蒼には内緒話が殺到していたのだった。

家族を組むとゲーム内にメッセージが流れるから周知の事実になる。
恋人は作らないと宣言していたので周りは驚いていたらしい。
でもそれが雪見と登録していたとしたらもっと驚かれ、非難も多かっただろう。
本音を言えるのであれば、雪見として恋人を組みたかった。
それだけの覚悟を蒼に見せて欲しかった。
立場があまりにも違う2人。
周囲の罵倒や非難を浴びたとしても2人の気持ちが固いことを知らしめたかった。
お互いが相反する立場をひどく嫌っていた上でもそれでも登録するんだということを。

雪見はほぼキャラが完成しているその反面、華栞はまったくの駆け出し。
なかには蒼が華栞を扱って自作自演だと思ってた人もいた。
蒼を想っていた人にはずいぶん恨まれただろう。

それでも蒼が言ってくれた言葉に酔っていた。

「やっとや。
安心してな。
俺は華栞以外には好きにはなれないから。」



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