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2007-10-16 (Tue)
誰もいない静かな場所にたどり着いた華栞。
一呼吸ついて涙がこぼれた。
蒼の問掛けにも答えなかった。
完全に柚菜は混乱していた。
柚菜が泣いてから落ち着くまでの間、蒼は柚菜が華栞を操りだすのを待ってくれていた。
やっぱり蒼は優しい。

――――――――

30分ほどそうしていただろうか。
ようやく落ち着いた柚菜は素直に蒼に詫びた。
自分でも驚いたことだから蒼なんてもっと驚いたと思う。

そんな柚菜に彼は、

『俺と華栞の周りが騒がしかったら華栞をそこから連れ出すようにする。』
そんな風に言ってくれた。

『いいんだよ。
蒼はその場にいて。
華栞が離れるから。』


『華栞、つっぱるな。
甘えろ。
状況によりけりだけど、華栞を1人には出来ない。』


『そんな甘えていいのかな…。』

『俺が華栞の安定剤になってやる。
もっと甘えてくれていいんだよ、俺の恋人なんだから。』



続けて蒼は、勤務シフトも固まり次第教えてくれると言ってくれたし、携帯も持つからと言ってくれた(当時会社携帯しか持ってなかった為)。
当時からすでに、だいぶリアルまで踏み込んでいた…。


その日の夜は、やはり眠ることがなかなか出来なかった。
柚菜は自分で認識していたよりも深く傷付き、自分で意識していたよりも蒼に負担にならないようにとしていたことが柚菜のバランスを崩していたからだった。

そのことについて素直に綴ったメールを蒼に送ったことの返信がこれ。


「華栞のことを迷惑に思ったり、足手まといと思ったことはない。
これから一緒に過ごしていこうな。
華栞は最高の恋人だよ。」



引退の間際で、彼が柚菜を説得する為に言ってくれた言葉は本当だった。
彼を信じて良かった。

柚菜がゲームで望んでいた擬似恋愛は十分叶ってもいた。


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